見上げると、夜がそこまできていました・・・
たった一言に、救われる瞬間を 実感した事がありますか?
昨年末のこと・・・。
フォトグラファーの友人と3人で忘年会をしました。
それぞれフリーで活動していて、お酒と美味しい物が大好きなひと。
たまに会えば、朝まで話が盛り上がります。
フォトグラファー同士の会話ってオタクっぽそう・・・と親友に言われたことがありました。
うん・・・そうかも。
でも、ケーキの話でも、熱く語ればオタクっぽくなるわけで・・・。
とはいえ、カメラやレンズの話は・・・殆どしません。
相手の写真を云々・・・これも殆どしません。
なぜなら、屋号を掲げ独立してお仕事をしているプロ同士です。
勉強会でもないかぎり、そんな野暮な事はしません。
じゃあ、どんな話をしているのか・・・・
今回、翌日送りあったお礼メールには、皆「有意義だった」との文字が。
今までは、「楽しかった」とか「美味しかった」が多かったのに。
これは、私達の関係に変化が起きたということ。
フリーで活動していると、たくさんの悩みや問題を抱えます。
でも、それを言える相手がいない。
同業者の集まりになると、少しでも順調に見せようと無理をする事もあります。
でも、あの日は自分を大きく見せる必要もない、腹の探りあいでもない
ただの写真談義で終わる事もない、気の置けないひとに
心の内を見せあう事ができた時間でした。
不安や焦り、心配や大変さ、等などをネガティブに愚痴るのではなく
互いのやり方・考え方や方向性を交えながら、情報を交換しました。
情報交換・・・いえ、共感しあったという方が正しいかも。
「そうそう、同じだよ!」
この言葉って魔法の言葉です。
写真の技術に行き詰ったら、本を読んだり、鍛錬を積めば解決できる事もある。
だけど、どうしようもなく不安な時、「共感」という行為がどんなに救いになるか。
それを実感した瞬間でもありました。
それから私達は時間を忘れて、互いの考え方や、やり方を語り合いました。
とても建設的に。
そんな企業秘密、言っていいの?という場面もあり、あっという間に夜も更け・・・・
知り合って2年。
この会話に至るまでに、2年かかりました。
それだけ、無意識のうちに同業者としてけん制していたのでしょうか。
決して傷の舐め合いではなく、上から目線でもなく、互いを信頼した上での会話。
このような友人を持てたことをとても誇らしく、感謝しました。
とても心に残る年の瀬のひととき・・・♪
あ、たいがいお酒も残りましたが・・・^0^;ちょびっと反省・・・。